ベースにヴィンテージ1945を採用し、故郷とパリ、マルセイユを3つの時計で表現

220年以上の歴史をもち、自社で一貫して企画から製造までをおこなうスイスの最高級マニュファクチュール、ジラール・ペルゴ。おなじくスイス出身でモダニズム建築を大成したル・コルビュジェにオマージュを捧げるスペシャルなコレクションを発表した。

ル・コルビュジェは1887年に時計産業の中心地で、ジラール・ペルゴの本拠地としても知られるスイスのラ・ショー=ド=フォンで誕生。コルビュジェ自身は、町の芸術学校で彫刻や彫金を学んだ。その後、彼は1917年にパリに行き、1925年のパリ万博では装飾のない「レスプリ・ヌーヴォー館」を設計し、アール・デコの装飾がほどこされた建物のなかで異彩を放つなど、「モダニズム」を体現。そして、ニューヨークの国連本部ビルやマルセイユのユニテ・ダビタシオンなど、コンクリートを使った作品を数多く残している。

今回のプロジェクトでは、そんな彼のターニングポイントとなる場所にちなみ、故郷のラ・ショー=ド=フォン、パリ、そして彼の代表作でもあるユニテ・ダビタシオンのあるマルセイユの名を冠した3つの時計が登場。ジラール・ペルゴの「ヴィンテージ1945」をベースに、3つの場所に滞在していたときに彼が使っていた素材を使った時計がつくられた。

「ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ ラ・ショー=ド=フォン」では、彼が彫金や彫刻の教育を受けていたことにちなみ、ジラール・ペルゴの職人たちが丁寧に細工したマザーオブパールをはめ込んだダイヤルをつくり、彼の初期の作品をイメージさせるデザインをほどこした。コルビュジェのパリ時代を象徴する時計では、彼がサロン・ドートンヌ展に出展したスチールとなめし革と生革という当時珍しい組み合わせでつくられた家具にちなみ制作されている。