タグ・ホイヤー:カレラ ベーシックモデル大幅刷新【バーゼルワールド2014新作】

時計業界の異端児、ギィ・セモン率いるRD部門による機械式時計の既成概念を覆す数々の技術革新、そして時計史を彩る美しいオールドピース達の心躍るような復刻。

ブランディングの達人集団、LVMHによって再構築された現代のタグ・ホイヤーは自らの伝統を重んじつつもかつて無い程に洗練され、非常に広い層の顧客を獲得しています。

そんなタグ・ホイヤーの押しも押されぬフラッグシップとして21世紀に蘇ったカレラのコレクションに、更なる刷新が行われました。

三針、デイト付きのベーシックモデル、カレラ・キャリバー5 39mm、デュアルタイム機能を搭載するカレラ・キャリバー7・ツインタイム 41mm、そして今回初登場となるカレラ・キャリバー5・デイデイト 41mm。

よりシャープなエッジによって旧作とは別次元の立体感を醸し出すケース、快適な装着感と高い剛性を合わせ持つ新型ブレスレット、そしてよく練られた両者の重量バランス。

艶の有るフラットなポリッシュ仕上げの文字盤や細かくファセット加工が施されたインデックスや針等と共に大幅な質感の向上に成功しています。

そして何より特筆すべきは、1963年のファーストモデル発表以来貫いてきたカレラならではのミニマリズムとモダニズムが現代的なウォッチメイキング技術によってより明確なものとなっている事でしょう。

このブレの無い姿勢こそが現代を生きるタグ・ホイヤーの最大の特徴と筆者は考えています。