ウォッチデザインのいろは──グランドセイコー

人は見た目が9割というが、時計も同様だ。時計専門店のスタッフに話を聞くと、購入理由のほとんどが「デザインに惹かれて」だという。結局、ウンチクよりもデザイン重視なのだ。しかしどんなプロダクトも、デザインは明確なコンセプトと戦略、機能から導かれる。つまりデザインに惚れ込むということは、その背景にあるプロダクトの核心に触れていることと同意なのである。今回のテーマは「誠実系ビジネスウォッチ」。時計界における“誠実さ”を追求すると、シンプルで美しいデザインに帰着するのだ。

Photos: Eiichi Okuyama @ CUVA CUVA Styling: Eiji Ishikawa @ TRS Text: Tetsuo Shinoda
SEIKO
GRAND SEIKO SBGR079 グランドセイコー SBGR079
シンプルだが力強い顔をもち、インナーケースを使って80000A/mの強化耐磁性能を実現した特別なグランドセイコー。ケース形状は1966年に発売された"初の自動巻きモデル"のフォルムを踏襲。ケースサイドには、ザラツ研磨という職人技を要する特殊な磨きが使われ、美しい鏡面を生み出した。SSケース&ブレスレット、自動巻き、41mm径。¥525,000