服飾史家・中野香織特別寄稿「ワイズグレース」ここが画期的

ネックレスと留め金具のコラボレーション

女であれば、おそらく1本はもっているパールネックレス。でも、つけるのは冠婚葬祭のときだけ、という方も多いのではないでしょうか。たとえば、芯糸を替えるなどのメンテナンスの機会に、留め金が主役になるようなクラスプをつけられるようにリフォームしてみる。そうすることで、パールネックレスが活躍する機会を格段に増やすことができます。

いままでどおり、冠婚葬祭に用いることができるのはもちろんのこと、クラスプを前方にくるりともってくると、あたかもパール部分が「チェーン」でクラスプが主役であるような、まったく別のネックレスとしての表情を楽しむことができます。昼はクラスプを後ろに隠し、夜は隠されていたものを見せることで、女の二面性を演出できるアクセサリーとなるわけです。

種類も豊富なクラスプを場に応じてつけ変えることで、おなじ一本のパールネックレスを、カジュアルなシーンでもロックな場所でも浮かないアクセとして使い回せるうえ、2、3本ネックレスを連結させて、ロングネックレスに変貌させることもできる。バリエーションは無限に広がります。