【シャネルの工房へ行ってきた #3】高難度なムーブメントへのダイヤモンドセッティング

シャネルの時計製作は、1987年に発表された「プルミエール」に始まる。その30周年となる昨年、自社製ムーブ第2弾が搭載された。地板とブリッジとを大小の円を重ねて造作し、シャネルにとって重要なモチーフであるカメリアを表現。その円の中に香箱や歯車、テンプが収まり、円形のフレームで固定される今までにないスケルトン構造が創造された。機構はシンプルな2針。しかしキャリバー1.同様にデザイン先行で、歯車の位置やサイズが予め規制されていたことから、設計の難易度は極めて高かったという。また2005年にG&F シャトランに設けられた宝飾アトリエでは、地板のフレームにジェムセッティングする職人の姿があった。細く立体的なフレームにダイヤモンドを敷き詰める作業は、これまた高難度。最上級品質で、カメリアの花が眩い煌めきを放つ。