【時計の名作を知る】時計好きが選ぶ時計! IWCの筆記体ロゴ「ポートフィノ」

時計が好きな方に愛されているメーカーといえばIWCではないでしょうか。まさに「質実剛健」という言葉が似合うメーカーです。高級時計メーカーでありながら、「実用性」という点を最大のゴールに見据えた時計作りは賞賛に値します。そして、その技術を誇示しないスタンスには職人気質を感じます。例えばIWCとジャガールクルトは自社内でスイスクロノメーター検定※1より厳しい検査を行っていますが、その検査を「マスターコントロール」と大々的に謳っているジャガールクルトと比べ、IWCはあまり声を大にして主張している様子はありません。高い実用性が時計に備わっていることを当たり前のこととして主張しない姿勢はIWCの美徳でもあります。時計好きに愛されるメーカーであることも頷けます。

IWCのランナップには「ポルトギーゼ」「パイロットウォッチマークシリーズ」「アクアタイマー」「インヂュニア」「ポートフィノ」「ダヴィンチ」などがあり、どれも甲乙つけ難いほどの完成度を誇っています。以前のブログ(「ポルトギーゼクロノグラフのマニアックな選び方」「完成されたデザインと実用性を持つマークXV」「ダヴィンチの革新性」)も是非参考にしてみて下さい。

銘品が多いIWCの時計の中で、特に昔からの愛好家の方が好んで選ばれるモデルがあります。それは「筆記体ロゴのポートフィノ」です。IWCについて明るくない方にとっては、「筆記体?」と疑問に思われるかもしれません。実は文字盤にメーカー名が印字されたロゴがあるのですが、この書体がかつては筆記体でした。これが大事な点になります。今週は奥深さを持つポートフィノの変遷も押さえながら、「筆記体のロゴのポートフィノ」について述べさせていただきます。