ロレックス/オイスター パーペチュアル エクスプローラーII

いざ未踏の世界へ
エクスプローラーIIは、1971年に探検用時計として発表されたモデルだ。日付表示のほか、24時間表示の針が備わり、ベゼルに刻まれた一昼夜の時間を示す仕様になっている。初代エクスプローラーは日付表示とセカンドタイムゾーンなしでまとめられ、53年以来ロレックスのデザインアイコンとして今なお製造され続けているが、そのバージョンアップモデルとして、プロフェッショナル仕様に開発されたのがエクスプローラーIIなのだ。

追加装備された24時間表示針は、とりわけ探検隊にはありがたいものに違いない。一日中、昼とも夜とも知れぬ洞窟の暗がりの中で作業する研究者たちや、夏場は日の沈むことのない北極探検隊の人々にはさぞかし助けになることだろう。このモデルは実際に数多くの北極・南極探検の際に使用され、火山や洞窟の研究者たちにも伴われていった。それは当時の報道写真にも見ることができる。
ファーストモデルのRef.1655は、ストレートなパラレルハンドの時分針、正方形と長方形を組み合わせたインデックス、そして、オレンジ色の24時間表示針で構成され、いかにも70年代らしい容貌がたまらなく魅力的だ。

もっとも、このモデルは発売から何年かはベストセラーというまでには至っていない。83年にはマイナーチェンジされ、Ref.16550となり、24時間表示針の色はオレンジから赤(先端の三角矢印部分はメタルカラー)に変わってスリムになった。インデックスは正方形と長方形から今やロレックスに典型的な大型ドットになり、時針の形状も変更されている。
つまり、そもそもエクスプローラーIIは、おなじみのGMTマスターやサブマリーナーの顔を引き継いでいるというわけだ。そして、このRef.16550から、ブラックダイアルだけでなくホワイトダイアルも採用されるようになった。搭載のキャリバー3085は、同年発表のGMTマスターII用に開発されたのだが、時針を単独で操作できるようになっている。そのため、24時間表示針をホームタイム、時針をローカルタイムとしてセカンドタイムゾーンを設定でき、利便性が向上したというわけだ。