【時計業界の代表モデルを知る】男性に愛されるプロウォッチ! ブライトリング「クロノマット

時計選びの際に、「敢えてロレックス以外のメーカーを選びたい!」という方も多いのではないでしょうか。その場合は、オメガ、ブライトリング、パネライ、IWC、ゼニス、ジャガールクルトなどいろいろなメーカーに触手を伸ばしてみることになります。しかし、数多くのメーカーから1つのメーカーを選択し、更にそのメーカーの中から1つのモデルを選択することは、楽しいことなのかもしれませんが骨の折れる作業であることは間違いありません。そんな時に役立つ知識があります。それは、「各メーカーの代表モデルを知っている」ということです。各メーカーの代表モデルを知っていれば「メーカーのイメージ」を掴むことができます。更に、購入モデルを絞り込む際も、多くの人から評価されている代表モデルを選べばハズレくじを引くような購入にはならないはずです。

今週は、時計業界の代表モデルのひとつであるブライトリングの「クロノマット」に迫ってみたいと思います。代表モデルは時計業界に数多ありますが、「クロノマット」ほど大きな進化を遂げてきたモデルは珍しいと思います。技術革新による性能のアップという進化もしていますが、デザイン面でも大きく変化してきたモデルです。しかし、どんなに進化し変化しても、男性から愛される時計であり続けています。今回は変遷を紹介しながら、「クロノマット」が男性から愛される理由を探っていきます。

苦悩のタイガー・ウッズに手を差し伸べたロレックスの思いとは?

今から4年前の2011年に、時計業界を驚かせたニュースがありました。それは、スキャンダルなどもありスポンサー離れの危機にあった状況のタイガー・ウッズと、ロレックスがスポンサー契約を結んだというニュースです。長らくパートナーだったタグホイヤーが契約解除した直後のことで、驚いたのを覚えています。

少し唐突でしたので補足します。時計メーカーはしばしば有名人をブランドの広告塔をして採用します。彼らのことを「アンバサダー(大使)」と呼びます。時には俳優であったり、ミュージシャンであったり、スポーツ選手であったりと、様々な方面で活躍する方々をアンバサダーとして採用をします。その時計業界のアンバサダーのビッグネームとして君臨しているのがゴルフ界の大スターであるタイガー・ウッズです。

今週は、タイガー・ウッズと時計メーカーの関わりを踏まえながら、ロレックスが彼とスポンサー契約に至った理由を推測したいと思います。

【時計の名作を知る】時計好きが選ぶ時計! IWCの筆記体ロゴ「ポートフィノ」

時計が好きな方に愛されているメーカーといえばIWCではないでしょうか。まさに「質実剛健」という言葉が似合うメーカーです。高級時計メーカーでありながら、「実用性」という点を最大のゴールに見据えた時計作りは賞賛に値します。そして、その技術を誇示しないスタンスには職人気質を感じます。例えばIWCとジャガールクルトは自社内でスイスクロノメーター検定※1より厳しい検査を行っていますが、その検査を「マスターコントロール」と大々的に謳っているジャガールクルトと比べ、IWCはあまり声を大にして主張している様子はありません。高い実用性が時計に備わっていることを当たり前のこととして主張しない姿勢はIWCの美徳でもあります。時計好きに愛されるメーカーであることも頷けます。

IWCのランナップには「ポルトギーゼ」「パイロットウォッチマークシリーズ」「アクアタイマー」「インヂュニア」「ポートフィノ」「ダヴィンチ」などがあり、どれも甲乙つけ難いほどの完成度を誇っています。以前のブログ(「ポルトギーゼクロノグラフのマニアックな選び方」「完成されたデザインと実用性を持つマークXV」「ダヴィンチの革新性」)も是非参考にしてみて下さい。

銘品が多いIWCの時計の中で、特に昔からの愛好家の方が好んで選ばれるモデルがあります。それは「筆記体ロゴのポートフィノ」です。IWCについて明るくない方にとっては、「筆記体?」と疑問に思われるかもしれません。実は文字盤にメーカー名が印字されたロゴがあるのですが、この書体がかつては筆記体でした。これが大事な点になります。今週は奥深さを持つポートフィノの変遷も押さえながら、「筆記体のロゴのポートフィノ」について述べさせていただきます。