パネライの顔「ルミノール」に加わった新しい“ルナロッサ”

1851年から続き、最も権威あるヨットレースである“アメリカズカップ”。パネライは、この第36回大会にチャレンジするイタリアのチーム「ルナロッサ」とのバートナーシップを結び、2019年のSIHHにおいて特別モデルを発表し、話題となった。

この時に発表となったのは、ダイバーズのサブマーシブルだが、この11月末、ルミノール コレクションで、3種の新しいルナロッサとのコラボレーションモデルが発売される。

GMT、フライバッククロノグラフ、レガッタータイマーが用意されるこのモデルの最大の特徴はその素材にある。各モデルはそれぞれ違うケース素材だが、どのモデルも軽さ、丈夫さ、対傷性、耐食性に優れ、アメリカズカップに参加するヨットで実際にテストされた最新の複合材料と金属が使用されている。

そして3つのモデルに共通しているのが文字盤の素材。チャレンジ艇AC75のセイル(帆)そのものの素材をサンドイッチ構造にして採用している。グレー、赤、白というルナロッサのカラーコードも共通。パネライとルナロッサが共有する、海との絆や伝統を体現したスペシャルモデルとなっている。

開発トップへのインタビューで判明

昨年、本誌時計グランプリを受賞した「クリフトン ボーマティック」のキャリバーが、変わった。既存モデルが積むのはCal.Baumatic BM12-1975A。新作は、Cal.Baumatic BM13-1975Aを搭載する。「実は今年からひげゼンマイをシリコン製から従来の合金製に変更したんです」と、メゾンのCOOダニエル・ブレラード氏は、明かした。

革新的な独自の二層構造シリコンひげゼンマイは、高精度と高耐磁とを重要な目的とするボーマティックにとっては、キーパーツのはずである。「二層構造シリコンひげは、等時性に優れ、磁気帯びしません。しかし新作では、メンテナンス性を重視しました」

シリコンひげは割れやすく、テンプの修理には、特別な技術が必要となる。「訓練をしなくても、どの国でも修理できるよう、合金製に戻したのです。クロムを主成分としたシールドで、1500ガウスの耐磁性を叶えています。精度も、シリコン製と変わりません。それを証明するため、来年のボーマティック搭載の新作は、すべてCOSCを取得します」

SSケース&ブレスにまで転写しちゃいました

その名の通りアイコニックなデザインと、上質かつコスパに優れた作りにより、ここ数年、人気急上昇中のモーリス・ラクロア「アイコン」。待望のニューモデルは、かつてないほど大胆なカモフラージュ柄の1本である。

新作「アイコン クロノグラフ カモフラージュ」では、6ヵ所に"アーム"を備えたベゼル、継ぎ目のない一体型のケース&ブレスレットといった個性的なデザインはそのままに、カモフラージュ柄を採用した。ただし、よくある文字盤だけの迷彩柄ではなく、特徴であるアーム付きベゼルやケース、ブレスなどのすべてに同じパターンを取り入れたのだ。

これらケース&ブレスには、アンスラサイトおよびPVDによる迷彩パターンが施されているのだが、革新的な転写技術により、文字盤を含めた外装全体の統一感がこのうえない。またそのパターンは、洗練された都会の雑踏"アーバンジャングル"をテーマとし、シティ感覚溢れるクールな仕上がりのため、日常使いにもぴったり。

今回も替えストラップ付きで17万5000円と、コスパの高さは相変わらず。世界限定500本のうち、日本への入荷予定は25本とのことなので、お早めに!